ネトゲ体験談

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<<   作成日時 : 2006/03/10 03:16   >>

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俺はとあるMMORPGで、そのサーバーでトップと言われるギルドに入っていた。
砦戦も何ヶ月もうちが独占しているような状況で、
メンバーの平均レベルもトップ層のレベルも、普通の人から見たらキモかったと思う。
メンバーは意外と平均年齢が高く、社会人と大学生が多かった。
私生活でも仲がよかったので職や大学名もそれぞれ知っていたが、
意外にもシステムエンジニアの人だったりとか(他のメンバーに比べてレベル低かった)、
妻子持ちで管理職だったりとか(まじでおっさん。日曜の夜しか来なかった)
大学生もいわゆるMARCHレベルの大学が多かったかな。国公立もいた。
廃ギルドとしては、これはもしかしたら特殊だったかもしれないけど、
ここで言われてる高レベルのイメージとはだいぶ違ったよ。

俺は高校生で、大学受験に備えて引退をみんなに伝えた。
すげえ廃プレイしてた大学生組も、みんな就職が決まって引越しや研修で忙しくなり、
社会人組もみんながいないならつまらない、とみんなで一斉に引退した。

ここまでだと別にネトゲ中毒がどうこうって話じゃないけど、
確かに廃人と言われてる友人達は私生活も充実してて、
プレイ中もやめた後もすげー前向きに頑張ってるんだ。
俺だけがここで言われてる「自制できなかった一部の人」だった。

受験を理由にみんなと一緒に一応やめたはいいが、
「まだ遊んでても大丈夫」と思い込んでいた俺は、
エミュ鯖と言われる無料でプレイできる非公式のサーバーで、一人で再開したんだ。

俺がエミュ鯖で廃プレイしている間も、
元ギルドメンバーも人生の先輩として相談に乗ってくれたり、
国公立大学の先輩は勉強を無料で見てくれたり、
SEのにーちゃんが応援だと言って差し入れくれたり、
みんなで集まって、廃プレイ時代のことを笑って話したり、
ゲームをやめても親身に世話を焼いてくれた。
そんなみんなを俺は「勉強頑張ってる」と騙して、
家では勉強などまったくせず廃プレイしていた。
父も母も仕事が忙しかったので、息子がゲームしかしてないなんて気づいてなかった。
親も、元ネトゲ仲間も、学校の友人も、みんな俺を信じて応援してくれてたのに、
俺は一年間そいつらを騙し続け、裏切り続けた。

結局大学受験には失敗した。みんなは落ち込む俺に、
「努力した過程が大事なんだよ、来年頑張ろう」と言ってくれた。
努力なんかこれっぽっちもしてなかったのにね。

ネトゲしている時は楽しくて「これくらいなら全然大丈夫」と思ってたが、
俺に残ったのは人生に関わる受験に失敗した後悔と、
俺のことを本当に心配してくれた人達を騙し続けた罪悪感、
思考力が鈍って低下し続けた学力の記録、次々に届く大学の不合格通知。

自制して楽しめる人が大勢いるってのは、
サーバーで一番の廃集団にいた俺がよくわかってる。
廃人といっても、実際は意外と普通の人達が多いってこともわかってる。

でも俺みたいな奴も中にはいる。
見た目は普通だけど、中身は本当に腐ってしまった。
俺も「俺は自制できる、俺は趣味として楽しんでる」って思ってたよ。
でも実際は今もエミュ鯖でネトゲ続けてる。

もう駄目だ。

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